連載・コラム
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9 年間にわたって続けられている BCI のサプライチェーン・レジリエンス調査
本連載では、BCM の専門家や実務者による非営利団体である BCI(注 1)による調査報告書を度々とりあげているが、これらの中で特に Supply Chain Resilience Report は、最も長期間にわたって継続的に発表されているものであり(注 2)、ここ数年は毎年 11 月上旬にロンドンで開催される、BCI World Conference & Exhibition で発表されるのが恒例となっている。今年も例年通り、11 月の Conference にて 2017 年版(以下、「本報告書」と略記)が発表されたので、今回はこちらを紹介する。
2017/11/15
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戦前・戦後の2人の知性派都市計画家~その苦悩と実践~
工学博士・直木倫太郎著「技術生活より」(東京堂)は、土木学会が選定した「戦前土木名著100著」の中でも異色の書である。奥付によると同書は大正7年(1918)3月3日発行とあり、約100年前の刊行である。この「激烈」な「名著」は、土木技師としての日ごろの鬱々(うつうつ)たる苦悩や怒りを歯に衣を着せずにぶちまけた私憤の思索集である。なぜ技術専門書とはおよそ内容を異にする「異端の書」が戦前の名著100著に選定されたのだろうか。同書の背後に一貫して流れる氏の祈りのような技術者倫理を感じとらなければならないが、まずは著者直木倫太郎(1876~1943)の人生を略記する。
2017/11/13
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5つのFBI (Fire Behavior Indicators=火災対応指標)を覚えよう!
火災件数が年々減り、数年後には大量退職者時代を迎え、全国的にほぼ同時期に消防士が若年化する現状のなかで地域消防力を維持するためには、より現場に合った訓練を日々行い、社会事情のスピードに消防行政も追いついていかなければならないと思います。 実はアメリカの消防も同じく、数年後には大量退職者時代を迎えます。2011年9月11日の同時多発テロを受け、343名の殉職者を経験したニューヨーク市消防局の消防学校では、短期間で充足人数を補充するためにほぼ1ヶ月で初任課教養を終え、消防学校で学ぶよりも実際の現場で経験するを優先させます。そのために、まず一番出動回数の多い火災防御活動のさまざまなコンセプトをわかりやすく教えました。
2017/10/19
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どんな時でも、被災地に明かりをともしたい
今年の夏、とある防災関連の展示会に行くと、ひときわ大きく目立つ4.5メートルほどの街灯が目に入った。ネクサスクリエーション(愛知県豊田市)が製造・販売する「あんしんポール(災害対策用自立型街灯)」だ。天井には太陽光パネルを貼り、オリジナルのバッテリーで停電時でも3日間のLED照明の点灯が可能なほか、緊急地震速報の放送、非常用コンセント、Wifi、衛星電話、AED、防災備蓄など一時避難場所に必要なありとあらゆる機能を詰め込んだ。なぜこのような商品を開発したのか。同社代表取締役の酒井直樹氏に話を聞いた。
2017/10/18
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ネタとしていじって学ぶ。「東京防災」の使い方♪
最初にお断りです。「東京防災」、決して批判したい訳じゃないのです。そうではなく、東京都のものでありながら、広く多くの地域の方に読まれ、ダウンロードされています。これってすごいことですよね!だから教材にしやすいのです。 どの地域で説明しても、「見たことある!」って言ってもらえます。イラストも豊富です。そんな、東京防災の存在にはほんとに感謝しています。だからこそ、ネタにしちゃいますが、よりじっくり多くの方の意見も取り入れて、今後のさらに役立つものに発展していってもらえればいいなと思っています。東京防災に愛をこめて!今からいじります!
2017/10/13
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