2025/03/27
防災・危機管理ニュース
【台北時事】台湾の頼清徳政権は27日、中国の侵攻や災害を念頭に置いた大規模訓練を南部・台南市で行い、市民ら1500人以上が参加した。頼総統は現地視察後に会合で「天変地異や境外敵対勢力の軍事的脅迫に対し、台湾は防衛能力を持続的に引き上げる必要がある」と訴えた。
総統府に昨年設置した「全社会防衛強靱(きょうじん)性委員会」による初の実地訓練。緊急事態への民間の対応力強化が狙いで、軍は参加しなかった。台南市の港では、原因不明の爆発で約200人が死傷したという想定の救助訓練を実施。別の場所では津波からの避難訓練が行われた。
頼氏は「社会防衛の強靱性を培ってこそ、大災害や権威主義拡張の挑戦に対処できる」と強調した。4月以降は台北市など他都市でも緊急事態への大規模訓練を展開する。
〔写真説明〕27日、台湾南部・台南市で行われた訓練で、応急医療現場を視察する頼清徳総統(左から4人目)(総統府提供・時事)
(ニュース提供元:時事通信社)

防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/08/26
-
-
ゲリラ雷雨の捕捉率9割 民間気象会社の実力
突発的・局地的な大雨、いわゆる「ゲリラ雷雨」は今シーズン、全国で約7万8000 回発生、8月中旬がピーク。民間気象会社のウェザーニューズが7月に発表した中期予想です。同社予報センターは今年も、専任チームを編成してゲリラ雷雨をリアルタイムに観測中。予測精度はいまどこまで来ているのかを聞きました。
2025/08/24
-
スギヨ、顧客の信頼を重視し代替生産せず
2024年1月に発生した能登半島地震により、大きな被害を受けた水産練製品メーカーの株式会社スギヨ(本社:石川県七尾市)。その再建を支えたのは、同社の商品を心から愛する消費者の存在だった。全国に複数の工場があり、多くの商品について代替生産に踏み切る一方、主力商品の1つ「ビタミンちくわ」に関しては「能登で生産している」という顧客の期待を重視し、あえて現地工場の再開を待つという異例の判断を下した。結果として、消費者からの強い支持を受け、ビタミンちくわは過去最高近い売り上げを記録している。一方、BCPでは大規模な地震などが想定されていないなどの課題も明らかになった。同社では今、BCPの立て直しを進めている。
2025/08/24
-
-
-
-
ゲリラ豪雨を30分前に捕捉 万博会場で実証実験
「ゲリラ豪雨」は不確実性の高い気象現象の代表格。これを正確に捕捉しようという試みが現在、大阪・関西万博の会場で行われています。情報通信研究機構(NICT)、理化学研究所、大阪大学、防災科学技術研究所、Preferred Networks、エムティーアイの6者連携による実証実験。予測システムの仕組みと開発の経緯、実証実験の概要を聞きました。
2025/08/20
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方