2025/03/30
防災・危機管理ニュース
【ニューヨーク時事】愛媛・岡山両県と韓国で発生した山林火災について、欧米の国際研究チームは、気候変動による気温の上昇や乾燥などが被害拡大に影響したと考えられるとの分析結果をまとめた。湿度が高い日本では大規模な山火事は起きにくいとされてきたが、気候変動に伴い、そうした「常識」が覆るかもしれない。
研究チームは、今回の山林火災を引き起こした気象条件が、この地域の過去(1950~86年)と現在(87~2023年)でどう変化したかを分析。その結果、気温は最大で2度上昇する一方で、1日の降水量は2ミリ(3割に相当)減少。風速は1割強まっていたことが分かった。
研究チームはこうした変化が、主に人間の活動による気候変動が原因でもたらされたと指摘。太平洋赤道域東部(南米沖)の海面水温が平年を上回る「エルニーニョ現象」などの自然変動も寄与した可能性があるが、影響は限定的にとどまったとしている。
山火事の直接的な原因は、火の不始末や落雷などさまざまあるが、高温や乾燥の影響で燃え広がりやすくなるとされる。チームを率いたフランス国立科学研究センターの関係者は「熱波は植生を乾燥させ、強風は炎を勢いづける。複合的なリスクが悪循環を生み出す」と強調している。(了)
(ニュース提供:時事通信 2025/03/30-14:16)
(ニュース提供元:時事通信社)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
海外危機管理マニュアルの作成が急務
海外に社員を送り出す企業にとって、緊急事態が発生した際の対応体制は必須。どんなに現地に慣れたベテランでも、自分の身を守り切れない事態は起き得ます。ましてや現在は安全保障上の国家対立が深まり、東アジアの緊張も高まっている時代。海外危機管理サービスを手がける安全サポートの有坂錬成代表取締役に、海外進出企業が取り組むべき対策を聞きました。
2026/02/05
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2026/02/05
-
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/02/03
-
-
-
発災後をリアルに想定した大規模訓練に学ぶ
2026年1月14日、横浜市庁舎10階の災害対策本部運営室で、九都県市合同による大規模な図上訓練が行われた。市職員に加え、警察、自衛隊、海上保安庁、医療従事者、ライフライン事業者などが一堂に会し、市災害対策本部運営をシミュレーションした。
2026/01/26
-







※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方