2025/04/01
防災・危機管理ニュース
【エルサレム時事】イスラエル軍は1日、パレスチナ自治区ガザ北部の住民に退去を要求した。同地域からイスラエルに向け、ロケット弾1発が発射されたことを受けた措置と主張しており、攻撃範囲を拡大するもようだ。米ニュースサイト「アクシオス」はイスラエル政府高官の話として、同軍が地上侵攻でガザの4分の1を占領しようとしていると伝えた。
アクシオスは、イスラム組織ハマスが拘束する人質を奪還するため「最大限の圧力」をかけるのがイスラエルの狙いと指摘。「住民の強制退去」や「無期限の占領」につながる恐れがあるとも伝えた。
ガザ保健当局は1日、イスラエル軍が大規模作戦を再開した3月18日以降の死者が1042人、負傷者は2542人になったと発表した。
国連児童基金(ユニセフ)は同31日、ガザで過去10日間に少なくとも322人の子供が死亡したと報じられているとして、停戦と支援物資搬入の再開を要請。「すべての交戦当事者は、子供の保護を定めた国際法に従わなければならない」と強調した。犠牲者の多くは簡易テントなどで暮らす避難民で、病院への攻撃で死亡した子供も含まれるという。
〔写真説明〕3月31日、パレスチナ自治区ガザ南部ハンユニスで、イスラエル軍の空爆によって損壊した住宅で荷物を探す子供たち(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)

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