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月曜の朝、出社したところ、突然、受注システムに入れない事態が起きました。海外委託先の認証基盤に障害が起き、復旧見込みは不明。同じタイミングで物流が乱れ、主要部材の到着遅延も避けられそうにありません。

営業は顧客に何と説明すべきか分からない。工場は代替手配の判断ができない。経営層からは「これはサイバー事故なのか、海外で紛争などが起きているのか」という質問が投げかけられています。

現場にとっては、原因を特定している余裕などありません。「会社が止まる」という事実が突き付けられています。

【旬なニュース】

2026年3月11日、米医療機器大手Strykerはサイバー攻撃を受け、受注・製造・出荷に支障が出ました。犯行声明を出したのは、イラン系とされるグループです。さらに同じ週、日本政府は中東情勢の悪化を受けて国家備蓄原油の放出を決定しました。英国NCSCも、中東に拠点やサプライチェーンを持つ組織では、間接的なサイバー脅威が高まっていると警告しています。