突然のシステム停止を想定した訓練シナリオ
地政学リスク×サイバー攻撃の脅威が高まる中で
八重澤 晴信
医療機器製造メーカーで39年の実務経験を持つ危機管理のプロフェッショナル。光学機器の製造から品質管理、開発技術を経て内部統制危機管理まで経営と現場の「翻訳者」として活躍。防災士として国連グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパンDRR分科会幹事も務める。
2026/03/22
あなたの会社の危機対応力を鍛える新しいアプローチ
八重澤 晴信
医療機器製造メーカーで39年の実務経験を持つ危機管理のプロフェッショナル。光学機器の製造から品質管理、開発技術を経て内部統制危機管理まで経営と現場の「翻訳者」として活躍。防災士として国連グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパンDRR分科会幹事も務める。
月曜の朝、出社したところ、突然、受注システムに入れない事態が起きました。海外委託先の認証基盤に障害が起き、復旧見込みは不明。同じタイミングで物流が乱れ、主要部材の到着遅延も避けられそうにありません。
営業は顧客に何と説明すべきか分からない。工場は代替手配の判断ができない。経営層からは「これはサイバー事故なのか、海外で紛争などが起きているのか」という質問が投げかけられています。
現場にとっては、原因を特定している余裕などありません。「会社が止まる」という事実が突き付けられています。
2026年3月11日、米医療機器大手Strykerはサイバー攻撃を受け、受注・製造・出荷に支障が出ました。犯行声明を出したのは、イラン系とされるグループです。さらに同じ週、日本政府は中東情勢の悪化を受けて国家備蓄原油の放出を決定しました。英国NCSCも、中東に拠点やサプライチェーンを持つ組織では、間接的なサイバー脅威が高まっていると警告しています。
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