2025/05/29
防災・危機管理ニュース
独立行政法人・情報処理推進機構(IPA)は5月27日、2024年度版「中小企業における情報セキュリティ対策に関する実態調査」を公表した。調査は、中小企業のサイバーセキュリティ対策の実態と課題を把握し、企業規模や業種ごとに効果的な対策を分析することで、サプライチェーン全体の強化を目指すもの。2016年度、2021年度に続く実施となった。
調査結果によると、サイバーインシデント被害の経験(可能性も含む)を答えた中小企業は全体の約2割に上った。被害内容は、データ破壊や個人情報漏えいが35%超と最も多く、取引先への感染拡大は3.2%だった。また、自社でインシデントが発生した際、取引先に影響があった企業は約7割に達した。影響の内訳は、サービスの障害・遅延・停止による逸失利益が36%で最多、個人顧客への賠償や法人取引への補償負担(33%)が続いた。
一方、発注元や仕入れ先でインシデントが発生した場合に受ける影響については、「わからない」との回答が半数を超えた。発注元から情報セキュリティ対策の要請を受けた経験のある企業は12%で、要請内容の8割近くが秘密保持に関するものだった。
調査の詳細はIPAの公式ホームページからダウンロードできる。
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/07/14
-
-
AIによるメール監査で悪意なき不正リスクを事前に検知
昨今、企業の不祥事が多発している。不正会計や金銭の着服、独占禁止法で禁止される談合やカルテルなどが発覚することで企業の信用が失墜し、業績悪化にいたるケースが多い。企業の不正を防ぐ方法で有効なのが、社内のメールモニタリング(メール監査)だ。国際訴訟・不正調査のパイオニアであるFRONTEO(東京都港区)は、リーガルテック分野で培ったノウハウから自社開発したAIエンジン「KIBIT(キビット)」をコア技術に、メール監査で企業の不正リスクを検知するサービスを提供する。膨大な量の電子データから、どのように不正を発見し、未然に防ぐのか。代表取締役社長の守本正宏氏に話を聞いた。
2026/07/13
-
-
困難な工場のサイバーセキュリティ強化机上訓練で隠れていた現場力を発掘(参天製薬)
製造業にとって最も避けたい、売上に直結するサイバー攻撃による工場の稼働停止。しかし、セキュリティ対策の導入は工場ならではの困難があり、簡単にはいかない。参天製薬(大阪市北区、伊藤 毅代表取締役社長)は、サプライアーのランサムウェア感染をきっかけに、2017年から国内外の工場のサイバーセキュリティ対策を強化。工場との対話を重ね、着実に進めている。
2026/07/10
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2026/07/05
-
「情シス任せ」「コンサル任せ」では終わる
社会機能の維持に欠かせない業種でサイバーインシデントが相次いでいます。事業停止の影響は一企業のビジネスの域を超えサプライチェーン全体に波及。いまやセキュリティは経営の重要課題です。企業を取り巻くサイバーリスクと求められる対策について、日立ソリューションズの扇健一氏と辻󠄀敦司氏に聞きました。
2026/07/03
-





※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方