2025/07/28
防災・危機管理ニュース
長野県のガソリンスタンドで店頭価格の事前調整が行われたとされる疑惑で、県石油商業組合(長野市)は28日、県に対し、独禁法に抵触する行為があったと認める報告を行った。
同組合は、疑惑が表面化した後、報告を求めた県に対し「事実確認はできなかった」と中間報告。しかし、その後に設置した第三者委員会が6月、違反を認める報告書を公表していた。
県への報告で同組合は、店頭表示価格の変動時期や上げ幅などについて、支部内で電話やFAXによる連絡が「長年慣習として行われてきた」と認めた。その上で、支部長から事務局にも同様の内容が伝えられていたが、「全貌・詳細は掌握しておらず、違法性も認識していなかった」とした。
同組合は、再発防止策の策定に取り組んでおり、組合員に対するコンプライアンス研修や幹部人事の刷新について検討しているという。
公正取引委員会も2月に同組合を立ち入り検査。県は「内容を精査して再度報告を求める場合もある」とし、組合に対し、公取委の調査に全面的に協力することなどを求めた。
(ニュース提供元:時事通信社)
- keyword
- 独禁法違反
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/12/09
-
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/12/05
-
競争と協業が同居するサプライチェーンリスクの適切な分配が全体の成長につながる
予期せぬ事態に備えた、サプライチェーン全体のリスクマネジメントが不可欠となっている。深刻な被害を与えるのは、地震や水害のような自然災害に限ったことではない。パンデミックやサイバー攻撃、そして国際政治の緊張もまた、物流の停滞や原材料不足を引き起こし、サプライチェーンに大きく影響する。名古屋市立大学教授の下野由貴氏によれば、協業によるサプライチェーン全体でのリスク分散が、各企業の成長につながるという。サプライチェーンにおけるリスクマネジメントはどうあるべきかを下野氏に聞いた。
2025/12/04
-








※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方