職場の熱中症対策はどこまで必要?
対策漏れで法的責任も
重要性高まる職場の熱中症対策
毎熊 典子
慶應義塾大学法学部法律学科卒、特定社会保険労務士。日本リスクマネジャー&コンサルタント協会評議員・認定講師・上級リスクコンサルタント、日本プライバシー認証機構認定プライバシーコンサルタント、東京商工会議所認定健康経営エキスパートアドバイザー、日本テレワーク協会会員。主な著書:「これからはじめる在宅勤務制度」中央経済社
2026/06/17
ニューノーマル時代の労務管理のポイント
毎熊 典子
慶應義塾大学法学部法律学科卒、特定社会保険労務士。日本リスクマネジャー&コンサルタント協会評議員・認定講師・上級リスクコンサルタント、日本プライバシー認証機構認定プライバシーコンサルタント、東京商工会議所認定健康経営エキスパートアドバイザー、日本テレワーク協会会員。主な著書:「これからはじめる在宅勤務制度」中央経済社
労働安全衛生規則の改正で2025年から全事業者に義務づけられた熱中症対策。事業者には「重篤化防止の学習・周知」「報告体制の構築」「緊急連絡先の周知」までが義務づけられていますが、そこまで実施できているでしょうか。重篤化防止措置の対策をせず事故が発生すれば、事業者は法的責任を問われることになります。
真夏の気温は年々上昇傾向にあります。昨年は、全国各地で40度超えを記録する日があり、今年4月、気象庁は気温が40度を超える日を「酷暑日」と呼ぶことを発表しました。年々気温が上昇するなかで、職場での熱中症による死傷者数が4年連続で増え続けています。
厚生労働省が公表した「2025年 職場における熱中症による死傷災害の発生状況(確定値)」によると、2021年から2025年までの5年間で、熱中症による死傷者数の業種別割合は、製造業と建設業がともに約19%と最も高い割合で、運送業や警備業、商業も10%を超え、その他業種であっても17%に達することから、熱中症による職場の死傷災害は、あらゆる業種で発生しうるものであることがわかります。
熱中症は屋外で発生すると思われがちですが、実は屋内で発生することも少なくありません。「節電のため」と冷房の設定温度が高すぎたり、換気をしないと熱中症を発症するリスクが高まります。また、外回りの業務がある営業担当者や通勤途中の従業員が熱中症を発症することもあり、オフィスワークが中心の業種においても、熱中症対策が必要性を理解することが大事です。
ニューノーマル時代の労務管理のポイントの他の記事
おすすめ記事
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/06/16
企業の副業解禁とコンプライアンス対策を支援
企業の副業解禁の流れが加速している。従業員は本業以外の労働を増やすことで、収入増が見込める。従業員が副業で獲得したスキルで、本業への貢献も期待できる。企業側にとっても、副業は採用活動に活用できる。業務発注から関係を深めてからの転職や採用後のミスマッチを防止する効果がある。一方で、副業の一般化に伴い、同業他社での競業や情報漏えい、ブランド毀損、過重労働など、副業リスクは増加している。フクスケ(東京都千代田区)は、企業の副業制度の運用支援に加え、副業コンプライアンス向上に関するデータを分析し、リスク診断サービスも提供している。代表取締役社長の小林大介さんに、企業の副業解禁がもたらす影響について話を聞いた。
2026/06/12
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2026/06/05
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方