2025/07/29
防災・危機管理ニュース
水戸市中心部の路上で男女6人が刃物で切り付けられるなどして重軽傷を負った事件で、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された職業不詳塩原弘和容疑者(48)=いずれも自称=が、現場付近を移動しながら次々と6人を襲ったとみられることが29日、茨城県警への取材で分かった。
県警は、同容疑者が所持していた刃物4本を押収。一部には血が付いていた。同容疑者と6人に面識はなく、無差別に襲った可能性があるとみて詳しい経緯や動機などを調べている。
県警によると、同容疑者は現場近くにあるスーパーマーケットの裏路地辺りで通行人を襲撃。その後、脇道を通るなどして大通りに面した店の正面側に移動しながら、立て続けに切り付けたり、殴打したりしたとみられる。
事件を目撃した近隣住民は「男(同容疑者)はサバイバルナイフのような刃物を両手に持ち、腰付近にも携帯していた」などと話した。
事件は28日午後6時10分ごろ発生。20~70代の男女6人が刃物で顔や手を切り付けられたり、後頭部を殴打されたりし、2人が重傷、4人が軽傷を負った。
同容疑者は、6人のうち東京都東大和市の男性(70)に対する殺人未遂容疑で現行犯逮捕された。「自宅近くの道路で人を刃物で切り付けた」と容疑を認めている。(了)
(ニュース提供:時事通信 2025/07/29-05:39)
(ニュース提供元:時事通信社)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/09/09
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/09/05
-
-
-
-
ゲリラ雷雨の捕捉率9割 民間気象会社の実力
突発的・局地的な大雨、いわゆる「ゲリラ雷雨」は今シーズン、全国で約7万8000 回発生、8月中旬がピーク。民間気象会社のウェザーニューズが7月に発表した中期予想です。同社予報センターは今年も、専任チームを編成してゲリラ雷雨をリアルタイムに観測中。予測精度はいまどこまで来ているのかを聞きました。
2025/08/24
-
スギヨ、顧客の信頼を重視し代替生産せず
2024年1月に発生した能登半島地震により、大きな被害を受けた水産練製品メーカーの株式会社スギヨ(本社:石川県七尾市)。その再建を支えたのは、同社の商品を心から愛する消費者の存在だった。全国に複数の工場があり、多くの商品について代替生産に踏み切る一方、主力商品の1つ「ビタミンちくわ」に関しては「能登で生産している」という顧客の期待を重視し、あえて現地工場の再開を待つという異例の判断を下した。結果として、消費者からの強い支持を受け、ビタミンちくわは過去最高近い売り上げを記録している。一方、BCPでは大規模な地震などが想定されていないなどの課題も明らかになった。同社では今、BCPの立て直しを進めている。
2025/08/24
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方