2025年産の新米が店頭に並び始めた。国産銘柄米の根強い人気を背景に、価格は昨年に比べ大幅に上昇。秋以降もコメの高値は続く可能性があり、消費者は食品への支出に悩まされそうだ。
 首都圏で展開する食品スーパー「いなげや」の花小金井駅前店(東京都小平市)は31日、早場米の宮崎県産コシヒカリを前年より1400円高い4190円(5キロ入り、税抜き)で売り出した。1100円上がった24年産に続く大幅な値上がり。同社は「輸入米が出回ってコメの流通量は増えたが、国産米の需要は大きい」(広報担当)と理解を求めた。 
〔写真説明〕店頭に並んだ宮崎県産コシヒカリの新米=31日午前、東京都小平市のいなげや花小金井駅前店

(ニュース提供元:時事通信社)