企業と従業員を守るための知識とケーススタディー
【月刊BCPリーダーズ】9月号

サステナブル、コンプライアンス、ダイバーシティなどは、多くの企業が打ち出しているメッセージ。経営の上位理念を言葉に表すことは重要ですが、もし実際の活動との間に矛盾があれば、即批判の対象となりかねないのが現在の社会環境です。

 

価値観の違いがあちこちで顕在化し、衝突している状況では、メッセージ自体も多様な目にさらされます。とはいえ、批判を恐れあいまいな姿勢をとれば、それも「ごまかし」と取られかねません。さまざまな理念のうちDE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)に焦点をあて、昨今の動きとこれに向き合う企業の活動を紹介します。

 

トピックは、7月のカムチャツカ半島地震による津波対応の振り返り。揺れをともなわないなかで突然発表された警報に戸惑った企業も多いのではないでしょうか。今後の防災・BCPの教訓として残ったものは何か。企業の対応事例と専門家へのインタビューを通じ、津波対策の課題と改善点を探ります。