【ロンドン時事】欧州連合(EU)は3日、ロシア産ガスの輸入を恒久的に停止することで大筋合意した。液化天然ガス(LNG)などを先行して停止し、2027年秋までに全面禁輸する。石油の輸入禁止は27年末までとしており、ロシアによるウクライナ侵攻を受けてエネルギー政策の見直しを進める中、ロシアへのエネルギー依存を完全に解消する。
 EU各国政府と欧州議会の代表が3日未明、欧州委員会の提案に合意。欧州議会などによる承認を経て正式決定される。EUは声明で、恒久停止は「欧州のエネルギーの自立性や競争力、市場の安定性を確保するための不可欠な一歩だ」と強調した。 

(ニュース提供元:時事通信社)