2025/10/29
防災・危機管理ニュース
【カイロ時事】イスラエル軍は28日から29日にかけてパレスチナ自治区ガザの各地を攻撃し、ガザ保健当局は29日、少なくとも104人が死亡したと発表した。イスラエルのネタニヤフ首相は28日にイスラム組織ハマスが米主導の和平案「第1段階」合意を守っていないと主張し、「強力な攻撃」を軍に指示していた。
攻撃はガザ北部から南部までの全域に及び、子供46人も犠牲となった。被害は今月10日の停戦発効後、最大規模とみられる。軍は29日の声明で、数十の標的や「テロリスト」の幹部30人以上を攻撃したと説明。その上で「停戦合意の履行を再開した」と説明した。
今回の軍の攻撃は、ガザ最南部ラファ近郊で対戦車ミサイルなどによる攻撃を受けたことへの報復とみられる。軍によればガザ南部で兵士1人が死亡。ハマスは「関与していない」と否定したが、カッツ国防相は声明で「ハマスは大きな代償を払う」と表明していた。
また、イスラエルは28日、ハマスが前日に返還した人質の遺体は、既に収容した遺体の一部だったと発表。イスラエル首相府は「明らかな合意違反だ」と批判した。
ハマスはこれに対し、イスラエルが検問所を閉鎖するなど、合意違反を繰り返していると反発した。ハマス幹部は中東メディアに、遺体の捜索が難航していると説明した上で「われわれは合意に対して真剣だ。言い掛かりをつけるのをやめるべきだ」と語った。
〔写真説明〕29日、パレスチナ自治区ガザの中心都市ガザ市で、イスラエル軍の攻撃を受けた住宅のがれきの下から遺体を収容する市民ら(ロイター時事)
(ニュース提供元:時事通信社)

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