【ワシントン時事】米国務省は11日、人工知能(AI)や重要鉱物に関わるサプライチェーン(供給網)強化に向け、日本や韓国、オーストラリアなどと経済安全保障協力の新たな枠組みを立ち上げると発表した。レアアース(希土類)輸出規制などで経済的威圧を繰り返す中国に対抗し、同盟・友好国と共に経済安保で連携を深める。
 国務省は「重要鉱物やエネルギー、半導体、AIインフラなどの安全で革新的な供給網を構築する戦略的取り組み」と説明。ヘルバーグ国務次官(経済問題担当)は米メディアに対し、「経済安保の取り組みで足並みをそろえ、(中国の巨大経済圏構想)『一帯一路』を阻止する結束力を持つことが可能になる」と強調した。 
〔写真説明〕米国務省=ワシントン(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)