2025/12/18
防災・危機管理ニュース
環境省は17日、使用済みの金属やプラスチックなどのスクラップを屋外で保管する「ヤード」について、事業を許可制とする方針を固めた。不適正な保管により騒音や火災、土壌汚染といった環境問題が生じる事例が相次いでおり、規制を強化。中央環境審議会の小委員会で方向性を取りまとめ、来年の通常国会に廃棄物処理法改正案を提出することを目指す。
現行法では、ヤードに搬入されたスクラップが「廃棄物」である場合、保管を規制。資源としての取引価値がある「有価物」であれば、一部を除き規制の対象外となっていた。有価物も規制対象に加え、適正な保管を促すもので、今後、対象物品や保管基準の詳細を詰める。また、スクラップの海外流出を防ぎ、国内での資源循環につなげる狙いもある。
ヤードは、金属価格の高騰などを受けて全国で急増しているとみられる。環境省が都道府県と政令市、中核市の129自治体を対象として2024年に実施した調査では、少なくとも全国に3260カ所存在。自治体が独自の条例を制定するなど、規制強化の動きが広がっている。
〔写真説明〕環境省=東京都千代田区
(ニュース提供元:時事通信社)

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