環境省と国土交通省は25日、発がん性が疑われる有機フッ素化合物(PFAS)について、社宅や療養所などで自家用供給される「専用水道」の全国調査結果を公表した。対象とした2024年10月以降、新たに17カ所で国の暫定目標値を超過。うち国が設置した専用水道は航空自衛隊山田分屯基地(岩手県)など4カ所だった。
 専用水道は全国には8056カ所あり、これまでに約半数で水質検査を実施。20年4月~24年9月を対象とした前回調査では42カ所が暫定目標値を超えており、計59カ所となった。全ての専用水道で、上水道への切り替えや飲用制限などの対応を実施済みか、年度内に完了する。 
〔写真説明〕環境省(写真左)と国土交通省

(ニュース提供元:時事通信社)