5年目に入ったロシアによるウクライナ侵攻を巡り、東野篤子・筑波大教授(国際関係論)が27日、東京都内の日本記者クラブで会見した。年内の見通しについて、暫定的な停戦は「不可能ではない」としつつも、本格的な和平実現には否定的な見方を示した。
 東野氏は、ロシアの侵攻目的は領土ではなくウクライナの「属国化」だとし、現時点で「ロシアが満足する戦果には程遠い」と指摘。侵攻は「ウクライナはロシアの派生物にすぎない」などとするロシアのプーチン大統領の歴史観に起因すると説明した。プーチン氏がたびたび侵攻の「根本原因の除去」を要求していることから、ウクライナ東・南部地域を支配下に置いても「(プーチン氏は)満足しない」と述べた。 
〔写真説明〕記者会見する筑波大の東野篤子教授=27日午後、東京都千代田区の日本記者クラブ

(ニュース提供元:時事通信社)