【カイロ時事】米イスラエル両軍の攻撃を受けるイランが報復攻撃を続け、中東地域で被害が拡大している。高度な迎撃システムを擁するイスラエルでも1日、中部ベトシェメシュで防空網から漏れたミサイルが着弾。少なくとも9人が死亡、40人以上が負傷した。
 現地からの映像では、住宅地にミサイルが直撃すると大きな火の玉が上った。イスラエルメディアはシナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)が破壊され、公共の避難シェルターにも損害が出たと伝えた。中部テルアビブでは2月28日の攻撃で1人が死亡した。
 イランは、米軍が駐留する湾岸諸国に対しても攻撃の手を緩めていない。報道によれば、これまでにアラブ首長国連邦(UAE)で3人、クウェートで1人が犠牲になった。UAEの首都アブダビやドバイ、クウェートやバーレーンの空港で被害が出た。
 一方、イスラエル軍は1日、米軍との対イラン共同軍事作戦で1200発以上の爆弾を投下したと発表した。2月28日に攻撃に巻き込まれたイラン南部の学校では、死者が165人に増えたと報じられている。近くに精鋭軍事組織「革命防衛隊」の拠点があったとの情報がある。このほかにも甚大な被害が想定されるが、情報は乏しく全容は不明だ。 
〔写真説明〕ミサイル攻撃を受けたイスラエル・テルアビブの空を照らす火の玉=2月28日(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)