2026/03/02
防災・危機管理ニュース
【カイロ、ワシントン時事】米イスラエル両国とイランは2日、激しい攻撃の応酬を続けた。米イスラエル両軍は、イランの最高指導者ハメネイ師を殺害した後も攻撃の手を緩めず、地元メディアによると2月28日以降の死者は555人となった。イランもイスラエルや湾岸諸国の米軍施設などを標的に無人機やミサイルで反撃。レバノンの親イラン組織も対イスラエル攻撃に踏み切り、イスラエル側が反撃した。戦線は拡大し、中東情勢は悪化の一途だ。
イスラエル軍は2日、これまでにイランで600カ所以上の標的を攻撃したと発表。報道によると、新たに西部サナンダジや中部のアルダカン、ヤズドなどで米イスラエルによる攻撃が確認され、住宅も被弾した。
米軍制服組トップのケイン統合参謀本部議長は2日、中東に追加部隊を派遣すると述べた。ヘグセス米国防長官はイランに地上軍を送る考えは現時点で「ない」と語った。
一方、イランは米軍の基地がある湾岸諸国などへの攻撃を強化。米軍によると、交戦が続く中で米兵4人が死亡した。2月28日に始まった今回の対イラン作戦で米軍に死傷者が出るのは初めて。米メディアは、死亡したのはクウェートの基地に駐留する後方支援部門の米陸軍兵らだと伝えた。
クウェートでは2日、米軍の戦闘機3機が墜落したが、中東地域を管轄する米中央軍によれば、これはイランの攻撃ではなく、クウェート側の防空システムの誤射によるものだった。パイロットら6人は全員無事という。
また、アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビなどでは爆発音が響いた。
英BBC放送は原油輸送の要衝ホルムズ海峡付近で少なくとも3隻の船舶が攻撃を受けたと報じた。海峡一帯では戦火拡大により安全な航行が困難になっている。
イスラエルも各地が標的となった。レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラも対イスラエル攻撃に加わり、イスラエルの反撃で多数の死傷者が出ている。
〔写真説明〕2日、クウェート市の米大使館付近で立ち上る煙(ロイター時事)
(ニュース提供元:時事通信社)

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