2026/03/12
防災・危機管理ニュース
警察庁は12日、2025年のサイバー空間を巡る脅威情勢を公表した。身代金目的でデータを暗号化するウイルス「ランサムウエア」は過去2番目に多い226件の被害を確認。クレジットカード情報などを盗む「フィッシング」の報告件数やインターネットバンキングによる不正送金被害額が過去最多となった。
ランサムウエア被害は前年比4件増。6割が中小企業だが、アサヒグループホールディングスやアスクルなど、大企業が狙われ深刻な影響が出た事案もあった。被害が長期化し、復旧費用がより高額になる傾向が見られたという。
ウイルスの種別が判明した149件の中で最も多かったのは、アサヒへのサイバー攻撃などで使われた「Qilin(キリン)」で32件。前年に最多だった「LockBit(ロックビット)」は19件、警察庁が復元ツールを開発した「8Base(エイトベース)」は1件と、国際共同捜査などの効果で被害が大幅に減少した。
また、金融機関などでつくる「フィッシング対策協議会」に報告された被害件数は右肩上がりで、245万4297件と前年の約1.4倍に増加した。取引金融機関を装って電話し、口座情報を聞き出す「ボイスフィッシング」の高額被害が2~4月と11月に集中して発生。証券会社を装う被害も続き、口座乗っ取りなどによる不正売買の額は約7408億円に上った。
〔写真説明〕警察庁=東京都千代田区
(ニュース提供元:時事通信社)

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