【ワシントン時事】米下院の超党派議員は2日、人工知能(AI)半導体の製造に必要な装置や部品の対中輸出規制を強化する法案を提出した。半導体製造装置で強みを持つ日本やオランダなどの同盟国に規制強化で連携を促す内容が盛り込まれており、成立すれば日本企業に影響を及ぼしそうだ。
 法案は、米国とAI覇権を争う中国の半導体に関連する技術や性能の向上を阻止するのが狙い。トランプ米政権は貿易合意も視野に中国への接近を進めているが、法案が米中関係の新たな火種となる可能性もある。
 法案の名称は「ハードウエア技術規制の多国間調整(MATCH)法」。提出したバウムガートナー議員(共和)は「中国共産党が半導体製造分野で躍進する道具を入手することを許すような『裏口』を放置しておくことはできない」と述べ、同盟国と技術的優位を守り抜くと強調した。 
〔写真説明〕中国江蘇省宿遷市にある半導体製造工場=資料(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)