日銀が10日発表した3月の国内企業物価指数(速報値、2020年平均=100)は129.5となり、前年同月比2.6%上昇した。農林水産物や非鉄金属などが全体を押し上げ、上昇幅は前月の2.1%を上回った。中東情勢の悪化による原油価格の高騰でガソリンなどが直近で上昇傾向にあり、影響も出始めている。
 企業物価指数は、企業間で取引されるモノの価格を示す。調査対象の515品目のうち、365品目が上昇し、129品目が下落した。銅や金の価格上昇を受け、非鉄金属が31.1%上昇。コメの価格高騰などを背景に農林水産物も18.9%上がった。飲食料品は原材料や包装資材のコスト上昇の価格転嫁が進み、4.3%上昇した。
 中東情勢の影響も顕在化しており、前月比ではガソリンや軽油などの石油・石炭製品が7.7%と大幅上昇したほか、化学製品も上昇した。 
〔写真説明〕日銀本店=東京都中央区

(ニュース提供元:時事通信社)