2026/05/11
防災・危機管理ニュース
2024年1月の能登半島地震(マグニチュード=M7.6)で起きた津波について、同半島北東沖の海底下で見つかった複数の断層や地層の変形が集中する「大規模変形帯」が原因となった可能性が高いと、東京大と海洋研究開発機構などの研究チームが発表した。論文は11日、英科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載された。
能登地震は半島北西部から北東沖にかけて延びる長さ約150キロの断層が震源と考えられている。一方で、津波の発生に直接関与した断層はよく分かっていなかった。
東大大気海洋研究所の朴進午准教授らは、地震発生後に学術研究船「白鳳丸」で海底地形を音波などで調査。その結果、津波を起こしやすい「逆断層」の周囲に複雑な断層や地層の変形などが幅約3~4キロ、長さ約30キロの帯状に広がる構造があることが分かり、大規模変形帯と名付けた。一部は、地震後に隆起が確認された海底域とも一致していた。
〔写真説明〕「大規模変形帯」の影響を取り入れた津波シミュレーションの結果(東京大、海洋研究開発機構など提供)
(ニュース提供元:時事通信社)

防災・危機管理ニュースの他の記事
- クマ出没5万件超=25年度、過去最多―環境省
- 高市首相、省エネ要請に言及=物価高「臨機応変に対応」―参院決算委
- 能登津波の原因地質か=半島沖海底で発見―東大など
- ハンタウイルス、新たに2人陽性=スペインで下船の米仏乗客
- 木原官房長官「日本に直ちに影響ない」=ハンタウイルス巡り
おすすめ記事
-
-
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2026/05/05
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/04/28
-
-
-
サプライチェーン対策「行っていない」が49.7%~BCP策定状況は頭打ち、実効性に課題~
内閣府は、令和7年度における「企業の事業継続及び防災の取組に関する実態調査」についての結果を発表した。2007年度から隔年で実施しているもので前回の令和5年度時点での調査以来となる。それによると、近年災害時などで課題になっているサプライチェーンの対策について、「サプライチェーン強靭化への取組を行っているか」との設問に対し、「行っていない」が49.7%と最も高く、次いで「行っている」が25.9%、「現在検討中」が20.7%となった。
2026/04/26








※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方