アフリカ中部でエボラ出血熱が流行している問題で、最も事態が深刻なコンゴ(旧ザイール)の当局は2日、国内の感染確認者数が計344人に増加し、うち60人が死亡したと発表した。ロイター通信が報じた。隣国ウガンダでも新たに6人が確認され、感染者は計15人になった。1人が死亡している。
 ウガンダ政府は拡大阻止のため、国境を閉鎖。ただ、住民らは検問所を避けて移動を続けており、国際移住機関(IOM)は監視の目が届かず、拡大リスクが高まると警鐘を鳴らしている。
 一方で、検査の進展により、各地の「疑い例」は減少している。世界保健機関(WHO)によると、5月31日時点のコンゴの疑い例は、先週後半の906人から116人に減った。エボラに似た初期症状が出ても、後に異なる病気と判断されたケースがあったという。
 エボラ流行の余波はスポーツにも及んでいる。AFP通信によると、スペイン南部で今月9日に予定されていたサッカーのコンゴ代表とチリ代表の強化試合が、地元市長の判断で中止となった。市長は保健当局と相談した上で「予防的措置」として決めたと説明した。 
〔写真説明〕2日、コンゴ(旧ザイール)東部北キブ州でエボラ出血熱患者の治療に当たる医師ら(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)