2026/06/04
防災・危機管理ニュース
外部からの延焼など、製品に起因しないエアコン火災が多発している。暑さが本格化し、使う機会が増えるのを前に、製品評価技術基盤機構(NITE)は「周辺環境や使用方法に注意を」と呼び掛けている。
NITEによると、2021~25年度のエアコンの事故は345件で、このうち9割を超える322件が火災だった。詳細は調査中だが、少なくとも、外部からの延焼または延焼が疑われる火災が室内機で21件、室外機で96件あったという。
22年に宮城県であった火災は、室外機にビニールシートを掛け、その上に水入りのペットボトル2本を載せていたところ発生した。当日は快晴で、ペットボトルに当たった太陽光が一点に集まる「収れん現象」で着火したと考えられるという。
24年に東京都内で起きた火災は、室内機のコードの被膜を剥がし、電気が通る部分をねじって別のケーブルとつないだため、接触不良で発火したとみられている。
コードの加工や途中接続は取扱説明書で禁止されており、NITEは「工事や作業は、専門知識や資格がある業者に依頼してほしい」と注意喚起。たばこの火の不始末も原因になるとし、「日頃から片付けや清掃をし、室外機の周囲に可燃物を置かないことが重要」と呼び掛けている。
〔写真説明〕ペットボトルに当たった太陽光が一点に集まる「収れん現象」の再現実験(NITE提供)
〔写真説明〕エアコンの電源コードの被膜を剥がし、ケーブルとつなぐ再現実験で発火する様子(NITE提供)
(ニュース提供元:時事通信社)


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