AIがバックアップ対象サーバでのランサムウェア活動の兆候を検出する。

統合データレジリエンスソリューションを展開するArcserveは、データ保護ソリューション「Arcserve Unified Data Protection (UDP)」および「Arcserve Cyber Resilient Storage (CRS)」から、ランサムウェア対策を強化する機能を追加した最新版を提供する。データの破壊や改ざんに対する備えを強化し、企業のデータ保護と事業継続を支援するもの。

「Arcserve UDP」は、仮想と物理が混在する複雑な環境のニーズを満たす次世代の統合バックアップ/リカバリ・ソリューション。最新版「Arcserve UDP 10.3」(Premium Edition以上)では、AIを活用してバックアップデータ(復旧ポイント)を検証することで、バックアップ対象サーバでのランサムウェア活動の兆候を検出する。検出されるランサムウェア活動は、不審なファイル名、暗号化パターン、大量削除、リネームなど。これにより、サイバー攻撃の検知層を強化してサイバーレジリエンスを高めることができる。

そのほか、最新版では、仮想基盤の進化に対応し、Nutanix AOS 7.0/7.3に同梱されるNutanix AHVや、VMware vSphere 9.0などの最新ハイパーバイザー環境をサポートする。なお、最新版は「Arcserve UDP 10.x」のライセンスがあれば無償で適用できる。

「Arcserve CRS」シリーズは、「Arcserve UDP」のバックアップデータ保護に特化したイミュータブル(不変)ストレージ。オンプレミス型とクラウド型の2タイプのストレージを要件に応じて使い分けられる。バックアップ・リストア操作は使い慣れた統合管理コンソール「Arcserve UDPコンソール」で行えるため、いざという時に業務を迅速に再開できる。

ソフトウェアRAID(複数のHDDをソフトウェアによって1台のドライブとして認識・表示させる技術)によって二重・三重のパリティ(RAIDZ1以上)に対応し、大規模ストレージ環境やディスク障害リスクの高いシステムでも、より高い信頼性とデータ保護レベルを確保する。また、ドライブ故障時、あらかじめ指定したホットスペアディスクに自動でデータ再構築を実施する。

管理者の手動操作やサービス停止が不要で、ダウンタイムゼロに近い運用が可能。ジャンボフレーム技術によるCPU負荷の低減、ネットワーク輻輳の抑制、レプリケーションやバックアップの高速化で、大容量バックアップ環境におけるパフォーマンスと信頼性を同時に向上させている。

そのほか、従来のRJ45コネクタに加えて光モジュール環境にも対応。データセンターや大規模基幹システムにもそのまま適用できる。データストア間レプリケート機能により、販売終了したイミュータブル製品「Arcserve OneXafe」の環境から 「Arcserve CRS」へのスムーズなストレージ刷新も支援する。

最新版の「Arcserve CRS 1.6」では、セキュリティ要件が厳しく、外部ネットワークから完全に遮断された「エア ギャップ(物理隔離)」環境での運用をサポート。また、展開作業を簡素化し、一貫性と安全性の高いネットワーク動作を保証するためのプロファイルも利用できるようになった。さらに、RAID利用環境において、遠隔地の情報やデータをセンサーなどで自動収集・計測し、監視や分析するアラート機能も追加された。

 

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リスク対策.com 編集部