環境省が、国内の環境産業の市場規模を取りまとめた

環境省は、2024年度の国内の環境産業について市場規模の推計結果などをまとめた。市場規模は136兆2251億円で、前年度比3%増。コロナ禍の影響を受けた2020年度以降、4年連続で増加した結果で、2000年度の約2.2倍の規模に拡大している。同省環境計画室の浅海淳室長補佐は「物価高などの経済の影響を受けつつも、足元では循環経済の芽生えなどが着実に確認され、全体として拡大基調を維持した」と説明する。

推計は、「環境汚染防止」「地球温暖化対策」「廃棄物処理・資源有効利用」「自然環境保全」の4分野で、産業技術など216のセクターに分類して分析。それぞれ、公共統計や、業界団体などが公表しているデータなどをもとに、市場規模を推定して、積み上げて算定した。

2024年度は、半導体不足などに起因する自動車生産台数の減少の影響を受けて、車両に搭載される大気汚染防止用装置の市場規模が大きく減少。それを含む環境汚染防止分野が同比0.8%減少する結果だった。

一方で、太陽光や風力、水力、バイオマスなどの「再エネ売電ビジネス」や、断熱材といった「省エネルギー建築」が、規模を大きく拡大。それらを含む地球温暖化対策分野が同比6.4%増加して、全体を押し上げた格好だ。