【ニューデリー時事】インド南部タミルナド州にあるクダンクラム原発に関連する1万9000件近いファイルが、サイバー攻撃でインターネット上に流出した。換気や冷却システムの設計図とされる機密性の高い情報も含まれ、国内最大の同原発の安全を脅かす恐れがある。ロイター通信が15日、専門家の分析を基に報じた。
 ハッカー集団「ワールドリークス」が匿名性の高いネット空間「ダークウェブ」に投稿した。同集団は身代金要求型ウイルス「ランサムウエア」を悪用することで知られる。原発建設を請け負った地元財閥リライアンス・グループはロイターに対し、外部企業のサーバー上で一部データが漏えいしたと認めた。
 ファイルの大半は、2027年に稼働予定の同原発3、4号機に関わる内容。ロシアの国営企業ロスアトムが供給する炉心システムの情報は含まれていない。 
〔写真説明〕インド南部タミルナド州のクダンクラム原発=2012年9月(ロイター時事)

(ニュース提供元:時事通信社)