【北京時事】中国が提唱した人工知能(AI)を巡る協力枠組み「世界人工知能協力機構(WAICO)」設立協定の署名式が16日、上海で行われた。国際標準規格づくりやAIインフラ整備、デジタル格差解消などで連携するもので、29カ国が署名した。中国国営新華社通信が報じた。「AI版一帯一路」ともいえる枠組みで、本部は上海に置かれる。
 ロシア、インドネシア、パキスタンなどが参加する。米中の技術覇権争いが激化する中、中国はグローバルサウス(新興・途上国)を取り込み、AIの安全基準や利用ルールの形成、デジタル基盤整備で影響力を高め、新たな経済圏を構築する狙いがありそうだ。
 署名式は、2018年から毎年開催されている中国最大級のAI技術展示会「世界人工知能大会」に合わせて行われた。17日開幕した今年の大会には習近平国家主席が初めて出席。中国発の生成AI新興ディープシーク(深度求索)や華為技術(ファーウェイ)といった主要ハイテク企業幹部のほか、国連のグテレス事務総長も参加した。 
〔写真説明〕中国国旗(EPA時事)

(ニュース提供元:時事通信社)