2026/07/28
防災・危機管理ニュース
政府は来年度、地域で子育て支援に取り組む企業を認定する制度を創設する方針だ。主に地方の中小企業を対象とし、認定企業には法人税を減税したり、国が発注する公共事業や物品調達で優遇措置を付与したりする方向で検討する。企業に子育て環境整備を促すことで、地域経済の活性化と少子化対策の両立を目指す。
新たな制度では、子育て関連商品の開発や授乳室の設置、子ども食堂運営の支援など、それぞれの企業の強みを生かした取り組みを幅広く評価。認定に当たっては、経営層が関与していることや、地域の関係者と連携していることも重視する。
認定企業には、法人税の一定額を差し引く税額控除などの優遇措置を与える方向で検討しており、こども家庭庁が来年度税制改正要望に盛り込む方針。国の公共事業や物品調達で価格や地域への貢献度合いを総合的に評価する入札制度では、認定企業を加点評価する仕組みも導入する。将来的には自治体による入札にも加点措置を導入したい考えだ。
さらに、政府系金融機関や地域金融機関を通じた重点的な出資や低金利での投融資も想定している。
子育て支援に取り組む企業の認定制度には、社員の育児休業取得率を評価する「子育てサポート企業(くるみん)」などがある。認定企業は公共調達での加点や税制優遇を受けることが可能だ。政府はこうした認定制度を社外での子育て支援に広げることを目指す。
〔写真説明〕「こども食堂」で夕飯を食べる小学生たち(資料写真)
(ニュース提供元:時事通信社)

防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
防災は面白くないと広がらない
地震が起きたとき、スマートフォンに通知された情報を頼りに避難を判断することが多いだろう。緊急地震速報の情報から、いまどのように動くべきかを判断できる、そんな身近な危機管理を習慣づけた1 社が、アールシーソリューション(東京都新宿区)だ。2010 年に提供開始したスマートフォンアプリ「ゆれくるコール」は、緊急地震速報を受信できるアプリとして多くのユーザーが利用している。代表取締役の栗山章さんは、数多くのユーザーに防災の重要性を広めてきた一方で、ビジネスとして成り立たせる難しさにも直面してきたという。これまでのサービス開発の経緯や、防災ビジネスへの価値観を聞いた。
2026/09/09
-
被災施設への再入場判断「戻ってはいけない」では解決しない避難後の問題
大地震が発生し、安全な場所へ避難して一息つくと、人々には「ひとまず危険のピークは過ぎた」という根拠なき安心感が芽生える。そして、さまざまな理由で「避難してきた場所に戻りたい」といった気持ちが生じる。しかし、被害がどの程度なら戻ってよいのかについての明確なルールや事例は、どこを探してもあまり見当たらない。 国には応急危険度判定という仕組みや、施設管理者が建物を緊急点検するための指針などもある。が、これらは避難直後の「戻りたいニーズ」に応える仕組みではない。ここに、避難直後の「再入場」という古くて新しい問題がある
2026/09/09
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/09/08
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2026/09/07
-
-
-
暗黙知を形式知へ、10年の徹底改善が生きた
熊本市の工務店・新産住拓株式会社(小山英文社長)は、2016年の熊本地震や近年相次ぐ豪雨災害を通じて災害対応を磨き上げてきた。発生当日は、約3割の社員が定休日で社長も不在という条件下にもかかわらず、地震発生から50分で社員の安否確認をおおむね完了し、2時間後にはホームページや顧客専用サイトで被害受付を開始した。
2026/08/24
-
-
-





※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方