2026/09/02
令和8年熊本地震
自動車や半導体関連の生産設備を手がける平田機工(熊本市)は、令和8年熊本地震の被災地に対する支援として、開発中のポータブルコンベヤ約80台を、熊本県内の支援物資の集積所10カ所に無償で貸し出している。
被災地に届いた支援物資は、自治体職員やボランティアがバケツリレーや手渡しで仕分けて運ぶが、トラックからスムーズに荷下ろしするには、多くの人手が必要だ。また、重い荷物も多く、連日続く作業で身体的な負担が大きくなっている。
そうした現場の人手不足と負担軽減に一役買っているのが、同社が開発中の持ち運びできるコンベヤだ。支援物資を運ぶトラックから集積所に運び入れる、または運び出す動線を、ベルトコンベヤでつないで荷下ろしの手間や運搬の労力を軽減する。各拠点の規模によるが、8~20台程度のコンベヤを連結することで、仮設の運搬ラインを設営できる。被災地では、人によるバケツリレーに代わる運搬手段として機能している。
開発中のコンベヤは、2016年の熊本地震をきっかけに開発を進めていたもの。実証実験中のプロトタイプではあるが、被災地での支援活動を支えるために、現場でいち早く活躍している。1台あたりのサイズは、長さ124×幅30センチメートル、重さは16kg。脚の部分は伸縮自在で、階段や傾斜がある現場でも設置できる。また、折りたたみ可能で、簡単に持ち運ぶことができる製品設計だ。電源はバッテリー駆動で、連続で5時間使用できる(低速で30kg負荷時の場合)。コンベヤの稼働速度は3段階あり、使用状況によって切り替えることもできる。
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