2012/11/25
セミナー・イベント
※開催終了
世界はサプライチェーンセキュリティに 何を求めているのか ~入門編~ |
◆ ご案内
企業の生産・流通活動がグローバル化し、世界規模の生産ネットワーク(サプライチェーン)による国際的な製品流通が一般的に行われるようになりました。我が国でも一昨年の東日本大震災やタイの洪水被害に伴って、グローバルなサプライチェーンの重要性が再認識されるとともにその脆弱性もクローズアップされました。今年に入ってもインドネシアの洪水による日系企業の生産停止が問題となっています。
サプライチェーンにおいて、港湾や空港などの国際物流のインフラの機能途絶やマネジメントの適否、また各企業のサプライチェーンのレジリエンスは世界的に大きな影響を与えるようになりました。しかし我が国においては、コンテナバースの耐震化などのハード面での対策は進められていますが、セキュリティマネジメントなどのソフト面の対策は十分に検討されていないのが現状です。
自然災害の多発やさまざまな国際情勢を受け、世界的にもサプライチェーンマネジメント(SCM)のセキュリティは非常に重要視されるようになってきており、国際的に通用する高いレベルのセキュリティがどの国にも企業にも求められるようになっています。サプライチェーンセキュリティはグローバル展開する全ての企業にとって不可欠なものとなりつつあるのです。残念ながら、我が国におけるサプライチェーンセキュリティに対する取り組みは決して進んでいるとは言えません。今後も我が国の企業が国際競争力を維持・向上していくためには、企業のトップマネジメントが世界標準のセキュリティレベルに目を向け、理解し、サプライチェーンのセキュリティレベルの引き上げに取り組んでいかなければならないのです。その取り組みのきっかけとして国際的に推奨されているのが、ISO28000シリーズ規格(ISO 28000、28001、28002)です。欧州税関も、欧州AEO(Authorized Economic Operator) の取得に際してISO 28000を推奨しており、国際競争の舞台における企業評価尺度としてその地位を確立しつつあると言えます。
こうした世界的なサプライチェーンセキュリティの流れを汲み、自社での具体的な取り組みを始めるためのきっかけとして、本セミナーでISO28000シリーズについての理解をぜひ深めていただきたいと思っています。本セミナーは、サプライチェーンセキュリティマネジメントシステム構築の入門編です。今後、中級編、上級編と継続的にセミナーを開催していく予定です。また、皆さまのよりよい理解のために、セミナー中に簡単な理解度チェックを採り入れる予定です。
◆ 講演のポイント
<講演1> ISO 28000、28001、28002の内容とその必要性、海外での活用事例を紹介
<講演2> 汎用性の高いセキュリティソフトを、比較分析して紹介
<講演3> 欧州におけるセキュリティマネジメント発展の経緯、サービス等を紹介
◆ 開催日時・開催場所・受講料・定員
■開催日時:平成25年2月26日(火) 13:10 ~ 16:40
■主な対象者:グローバルにビジネスを展開している全ての事業者
■開催場所: 自動車会館 2F 大会議室 (東京都千代田区九段南4-8-13)
■受講料: 一般 5,250円(税込)/ 日本規格協会維持会員 4,725円(税込)
■定員:150名(先着順)
■主催: 一般財団法人日本規格協会
■後援:一般財団法人日本船舶技術研究協会、一般社団法人レジリエンス協会
◆ プログラム
時 間 割 |
講 演 内 容 |
講 師(敬称略) |
13:10 ~ 13:15 |
事務局説明 |
日本規格協会 |
13:15 ~ 14:00 |
講演1: ISO 28000はこんなに役に立つ |
東京海洋大学 海洋工学部 教授 渡邊 豊 |
14:00 ~ 14:05 |
質疑応答 |
|
14:05 ~ 14:50 |
講演2: 汎用性の高いセキュリティソフトとは |
日本通運(株)海運事業部 次長 秋吉 昭 |
14:50 ~ 14:55 |
質疑応答 |
|
14:55 ~ 15:05 |
休 憩 |
|
15:05 ~ 15:50 |
講演3: セキュリティマネジメント発展の経緯とTUVが提供するサービス |
テュフラインランドジャパン(株) ゴードン・モイア |
15:50 ~ 15:55 |
質疑応答 |
|
15:55 ~ 16:35 |
理解度チェック: 回答と解説 |
講師陣 |
16:35 ~ 16:40 |
次回以降の予定について |
日本規格協会 |
*都合によりプログラム・講演内容・講師を変更させていただく場合がありますこと予めご了承下さい。
◆ 申込要領
座席の都合上、必ず事前に一般財団法人日本規格協会ホームページの本セミナー開催案内サイトにある「申込みフォーム」からお申込み下さい。定員に達した時には、お断りすることがありますので、お早めにお申込み下さい。
時 間 割 |
講 演 内 容 |
講 師(敬称略) |
13:10 ~13:15 |
事務局説明 |
日本規格協会 |
13:15 ~ 14:00 |
講演1: ISO 28000はこんなに役に立つ |
東京海洋大学海洋工学部 教授 渡邊豊 |
14:00 ~ 14:05 |
質疑応答 |
|
14:05 ~ 14:50 |
講演2: 汎用性の高いセキュリティソフトとは |
日本通運(株)海運事業部 次長 秋吉 昭 |
14:50 ~ 14:55 |
質疑応答 |
|
14:55 ~ 15:05 |
休 憩 |
|
15:05 ~ 15:50 |
講演3: セキュリティマネジメント発展の経緯とTUVが提供するサービス |
テュフラインランドジャパン(株) ゴードン・モイア |
15:50 ~ 15:55 |
質疑応答 |
|
15:55 ~ 16:35 |
理解度チェック: 回答と解説 |
講師陣 |
16:35 ~ 16:40 |
次回以降の予定について |
日本規格協会 |
|
|
|
セミナー・イベントの他の記事
おすすめ記事
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/10/14
-
走行データの活用で社用車をより安全に効率よく
スマートドライブは、自動車のセンサーやカメラのデータを収集・分析するオープンなプラットフォームを提供。移動の効率と安全の向上に資するサービスとして導入実績を伸ばしています。目指すのは移動の「負」がなくなる社会。代表取締役の北川烈氏に、事業概要と今後の展開を聞きました。
2025/10/14
-
-
-
-
トヨタ流「災害対応の要諦」いつ、どこに、どのくらいの量を届ける―原単位の考え方が災害時に求められる
被災地での初動支援や現場での調整、そして事業継続――。トヨタ自動車シニアフェローの朝倉正司氏は、1995年の阪神・淡路大震災から、2007年の新潟県中越沖地震、2011年のタイ洪水、2016年熊本地震、2024年能登半島地震など、国内外の数々の災害現場において、その復旧活動を牽引してきた。常に心掛けてきたのはどのようなことか、課題になったことは何か、来る大規模な災害にどう備えればいいのか、朝倉氏に聞いた。
2025/10/13
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/10/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方