2026/09/25
防災・危機管理ニュース
中部電力浜岡原発(静岡県)の地震想定に関するデータ不正問題で、同社は25日、同原発3、4号機の再稼働に向けた原子力規制委員会への審査申請を取り下げたと発表した。
規制委によると、不正を原因とした申請取り下げは初めて。審査は申請以前の状態に戻り、再稼働はまったく見通せない状態となった。
中部電は2013~14年、浜岡3、4号機再稼働の前提となる審査を規制委に申請。審査の過程で、耐震設計の基準となる地震の揺れ(基準地震動)策定に関して都合の良いデータを選びながら、妥当な手法で行ったかのように装っていた。
規制委事務局の原子力規制庁が外部通報をきっかけに問題を把握し、同社と面談を開始した昨年5月以降、都合良く選んだデータを上書きするなど不正の隠蔽(いんぺい)を図ったことも判明した。
中部電は今年1月に不正を公表し、調査委員会に事実関係の認定や原因分析、再発防止策の提言を委託。調査委は14日、社内に早期の再稼働という目標達成の障害となる指摘を排除する「独自の正当化理論」が存在していたなどとする報告書を提出した。
〔写真説明〕中部電力浜岡原発=7月11日、静岡県御前崎市
(ニュース提供元:時事通信社)

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