2026/09/27
防災・危機管理ニュース
死者58人、行方不明者5人を出した御嶽山(長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火から12年となった27日、麓の長野県王滝村の松原スポーツ公園で、犠牲者の追悼式が開かれた。噴火発生時刻の午前11時52分に合わせ、遺族らが黙とうをささげた。
追悼式は同県木曽町と王滝村が主催し、遺族や地元関係者ら約60人が出席した。遺族らは献花台に白菊を手向け、手を合わせて犠牲者の冥福を祈った。
噴火を巡っては、登山者らが死傷したのは気象庁が警戒レベル引き上げを怠ったためだとして、遺族らが国と長野県に損害賠償を求める訴訟を起こしたが、今年1月に最高裁で敗訴が確定。式典には11年ぶりに気象庁長官が参列し、「不断の努力を行い、より正確な情報を提供する」と述べた。
夫の野口泉水さん=当時(59)=を亡くした弘美さん(68)=長野県安曇野市=は式典後に取材に応じ、「12年の間にみんな死んでしまって、1人になってしまった。とても寂しい」と涙ぐんだ。自宅ではいつも「どこに行っても一緒だったらいいのにな、どこかに連れていってくれないかな」と泉水さんに語り掛けていると話した。
〔写真説明〕御嶽山噴火災害の追悼式で、慰霊碑に手を合わせる遺族=27日、長野県王滝村の松原スポーツ公園
〔写真説明〕御嶽山噴火災害の追悼式で、追悼の辞を述べる野村竜一気象庁長官=27日、長野県王滝村の松原スポーツ公園(代表撮影)
〔写真説明〕御嶽山噴火災害の追悼式で、慰霊碑に手を合わせる遺族の野口弘美さん(手前)=27日、長野県王滝村の松原スポーツ公園(代表撮影)
(ニュース提供元:時事通信社)



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