【パリ時事】スペイン中部トレド県で28日に高速列車同士が衝突し、乗客ら69人が死亡した事故で、現場では29日も救助・捜索活動が続いた。一部車両は脱線して土手の下に転落、大破しており、クレーン車による撤去作業も進められた。
 フェリペ国王はこの日、トレド市の病院を訪問。負傷者らを見舞った後、「(スペイン)社会は壊滅的な打撃を受けたが、力を合わせ、団結して(再起に)取り組もう」と国民に呼び掛けた。
 サンチェス首相は同市内で記者団に「悲劇が二度と起きないよう(事故の)細部まで徹底的に解明し、安全対策を強化する」と訴えた。
 事故にはラホイ右派政権(2011~18年)のバニェス元雇用・社会保障相(59)が巻き込まれ、29日に死亡が確認された。24歳の女性陸上選手も犠牲となった。 
〔写真説明〕スペインのフェリペ国王=29日、中部トレド(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)