※開催終了

今回のセミナーでは、アメリカを中心に導入されている危機対応の仕組み「Incident Command System(ICS)」について解説をします。

「インシデント」はその言葉通り事故や事件、あるいは災害などの事象。「コマンド・システム」は、「管理するための規格」あるいは「枠組み」というような意味です。ハードのイメージを持たれてしまうと、「制御センター」みたいに訳されてしまいますが、コンピューターのようなシステムでもありません。ウィキペディアでは「現場指揮システム」と訳されていて、「災害現場・事件現場などにおいて命令系統や管理手法が標準化されていることが特徴」と書き加えられています。

そもそもICSが開発された経緯は、1970年代に米国カリフォルニア州で発生した森林火災の現場で、組織内外で連携がうまくいかなかったという反省から生まれたものだと言われています。例えば、用語や組織の体制から資機材の規格に至るまで、標準化されていないと連携がうまくいきかない。こんな反省から 1980年代には全米の森林火災の現場で採用されるようになり、1990 年代以降は、他の災害やオリンピックのような国際イベントでも採用され、事実上の世界標準となっています。米国では NIMS(National Incident Management System)という規格によって、全米の州政府、市政府が、このICSを根幹とした災害対策本部を設置することが決められています。

日本でも今まさに災害対応の標準化の議論が始まっています。講師は、ICSに精通する在日米陸軍消防本部の熊丸由布治氏です。

開催概要

日時:2015年1月23日(金) 14:00~16:00

会場:虎の門琴平タワー 3階セミナールーム
 住所:〒105-0001 東京都港区虎ノ門一丁目2番8号
 [印刷用地図]

参加費:5000円(1人)

定員:60名 ※お申し込み後キャンセルされる場合はご一報ください。

主催:リスク対策.com事業部

プログラム

講師

:熊丸由布治氏

 東京都町田市生まれ。1980年、在日米陸軍消防署入隊。 2006年、日本人初の在日米陸軍消防本部統合消防次長に就任。企業などの危機管理アドバイザーとしても活躍。 在日米軍では、ファイアーファイターオブザイアーを受賞。米陸軍本部より優秀功労民間人賞、全米陸軍より大規模消防署部門年間最優秀消防署賞を受賞するな ど活躍。過去2年間で危機管理や特殊災害に関するセミナーの講師100回、受講者数はオンライン、オフライン含め1万6000人を超える。

14:00~14:45

前半「基礎編」

14:45~15:00

休憩

15:00~15:45

後半「応用編」

15:45~16:00

質疑

※プログラムは講師都合等により変更になる可能性があります。

※著しい悪天候や感染症の流行など、参加者に危険を及ぼす恐れがあると主催者が判断した場合、セミナーの開催を中止する場合がございます。その際は、前日の夕方までにメールにてお知らせします。

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