日本経済新聞社(東京)は5日までに、業務で使用するビジネスチャット「Slack(スラック)」に不正アクセスがあり、社員や取引先など1万7368人分の個人情報が流出した可能性があると発表した。
 同社によると、漏えいの恐れがあるのは、スラックに登録されていた氏名やメールアドレス、チャット履歴など。取材に関する情報は含まれていない。
 社員の私有パソコンがウイルスに感染し、スラックの認証情報が流出したという。9月に被害を把握し、パスワードを変更するなどの措置を取り、政府の個人情報保護委員会へ報告した。
 同社広報室は「個人情報の管理を一層強化し再発防止を徹底する」とコメントしている。 
〔写真説明〕日本経済新聞社のロゴマーク=東京都千代田区

(ニュース提供元:時事通信社)