【マニラ時事】フィリピン災害対策当局は5日、台風25号に伴う豪雨や強風による死者が少なくとも85人に達したと発表した。行方不明者も多数出ており、被害状況の確認を急いでいる。
 台風は4日未明に上陸し、フィリピンを東から西に横断した。被害が最も大きかったのは、日本人にも人気のリゾート地セブ島を含むセブ州で、洪水や地滑り、がれきの落下により多数の死者が出た。同島では、9月末に起きたマグニチュード(M)6.9の地震からの復旧作業が進んでいる最中だった。 
〔写真説明〕5日、台風の被害を受けたフィリピンのセブ州(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)