炎上が起こった際のダメージはかなり大きい(写真はイメージです)

損害保険ジャパン日本興亜は6日、法人向けに「ネット炎上対応費用保険」の提供を開始した。SNSなどネットで加入法人のネガティブ情報が拡散された場合に補償する。いわゆるネット炎上に対応する保険の販売は日本初。

炎上した際にブランドイメージの失墜防止や回復にかかる費用を補償する。炎上原因の調査・分析やコンサルタント、コールセンターなどのほか、記者会見やおわび広告などメディア対応にかかる費用も含まれる。保険期間は1年で補償金額は1000万円が上限。保険料は年間50万~100万円。

対象となるのはいたずらや著名人のプライバシー侵害など従業員による不適切なSNS投稿、まとめサイト問題のような著作権侵害に加え、バッシングを受けるようなCM放送やPR動画投稿、異物混入といった製品・サービスの問題など。ネットでネガティブ情報が広がる炎上案件であればネット上、現実世界いずれで起こった原因でも補償の対象となる。

(了)