2021/11/16
ニュープロダクツ

ハマ電子は、自動車用バッテリーに対応した備蓄型簡易トイレ「トイパックII Neo」を販売する。従来の「トイパックII Plus」から多くの機能を向上させたほか、シガーソケット対応、バッテリー対応、コンセント対応の3タイプの電源コードを標準装備したもの。
同製品は、停電・断水によって水洗トイレが使用できない場合に、個室(和室トイレ・多目的トイレなど)を使用して約1分で設置できる災害用トイレ。1回使用ごとに汚物をパック処理するため、「臭わない・衛生的・いつもきれい」に保てる。処理方法もボタン1つのシンプル操作のため、誰でも簡単に使用できる。
「トイパックII Plus」からの変更点では、サイクル時間を約75秒から約60秒に短縮したほか、フィルム交換作業や上下カバーの取り外し作業が簡単になった。本体重量は約17.5キログラムから約14.3キログラムに軽量化された。そのほか、フィルムが任意の長さで出せるようになったことで、生ゴミや医療廃棄物の処理も可能になったことや、安全カバーの漫画表示や英文併記による外国人利用者への配慮、雨音で排泄音を消す「サポ音」のオプション装備などが加わった。
標準装備される電源コードは、自動車を横付けできる場合のDC12ボルト用「シガーソケット対応」プラグ付10メートルコード、自動車を横付けできない場合にバッテリーと接続するDC12ボルト用「バッテリー対応」クランプ付中継コード、電気が使える場合のAC100ボルト用「コンセント対応」ACアダプタ2.5メートルコードの3タイプ。
同製品の本体寸法は、幅435×奥行516×高さ290ミリメートル。設置時の座面高さは447ミリメートル。梱包箱(本体)の寸法は、幅474×奥行581×高さ344ミリメートル。消耗品セット(フィルム50回分×12巻・凝固剤7キログラム×600袋)の寸法は、幅295×奥行550×高さ230ミリメートル。定価は、本体が17万5000円、消耗品セットが4万7100円。
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リスク対策.com 編集部
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