2012/11/18
防災・危機管理ニュース
強毒型想定し、初動を確認
名古屋市は、11月16日に新型インフルエンザ実地訓練を実施した。
■目的:
強毒型の新型インフルエンザが発生した際、市内で患者が確認されていない段階における疑い患者の対応について、実地訓練を通して確認する。
■日時:
平成23 年11 月16 日(水)午後1 時30 分~午後3 時20 分
■実施場所:
訓練協力医療機関、千種保健所、市役所東庁舎1階第12 会議室
■訓練想定
(1)発生状況
A国において平成23 年11 月1 日(火)に新型インフルエンザの患者が発生し、日本国内でも11 月5 日(土)に発生しているが、名古屋市内では発生していない。
(2)患者渡航情報
千種区内在住の患者(単身男29 歳)が、11 月10 日(木)から15 日(火)までA国へ渡航し、帰国後発熱等を発症した。
■訓練内容
(1)患者からの聞き取り調査及び保健所への連絡
コールセンター(市役所東庁舎1 階第12 会議室)の職員が、患者の病状、接触歴等について聞き取り調査を行い、その内容を千種保健所に連絡する。
※新型インフルエンザ対策準備本部事務局(健康福祉局保健医療課)
(2)患者の移送及び診察
生活衛生センターの移送車で患者の自宅(千種保健所会議室)から訓練協力医療機関への患者移送及び診察をする。
(3)検体搬送
患者の検体を採取した後、千種保健所の職員が衛生研究所へ検体を搬送する。
(4)入院勧告
衛生研究所からPCR検査結果(陽性)の報告を受けた後、千種保健所の職員が患者に入院勧告をする。
※ 本記事は、以下のサイトの情報をもとにまとめたものです。
http://www.city.nagoya.jp/kenkofukushi/cmsfiles/contents/0000030/30330/231114jittikunnren.pdf
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