中古車販売大手のビッグモーター(東京)が事故車の修理代を損害保険会社に水増し請求し、保険金を過大に受け取っていたことが7日、分かった。関係者によると、必要のない部品交換が行われていたほか、車体にわざと傷を付けたケースもあるという。今後、損保会社は払い過ぎた保険金の返還をビッグモーターに求める。
 不正請求を巡り、同社は外部の弁護士らによる調査委員会を設置。7日までに報告書を受領したと発表したが、件数や金額など不正の詳細は明らかにしていない。報告書について説明を受けた大手損保によると、サンプル調査の対象となった約3000件のうち、4割超で不正な修理が行われていたという。 

(ニュース提供元:時事通信社)