ウクライナのメディアによると、首都キーウ(キエフ)の複数の地区に23日朝、ロシア軍のミサイル攻撃があり、集合住宅で崩落や火災が起きるなどして子供を含む少なくとも21人が負傷した。ウクライナ空軍はミサイル41発が飛来し、うち21発を迎撃したと発表した。
 ロシア軍の攻撃は、第2の都市である北東部ハリコフにもあり、5人が死亡、子供を含む約50人が負傷した。ハリコフは東・南部4州のように占領されていないが、ロシア西部ベルゴロドまで国境を挟んで直線距離で約70キロと近く、両国軍がにらみ合う「前線」に位置している。
 このほか東部ドニエプロペトロフスク州パブログラードも攻撃され、2人が死傷した。 
〔写真説明〕23日、ロシア軍のミサイル攻撃を受けたウクライナ北東部ハリコフで救助活動に当たる当局者ら(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)