2024/02/05
防災・危機管理ニュース
【サンパウロ時事】南米チリ中部バルパライソ州を中心に起きた森林火災は4日、乾燥や強風により火の勢いが増して家屋などへの被害が拡大し、死者は100人を超えた。迅速な救助や消火活動を行うため、リゾート地ビニャデルマルなどを対象に、3日に続いて夜間外出禁止令が出された。
AFP通信によると、当局は4日、確認された死者が112人になったと発表した。数百人規模の行方不明者がおり、被害者はさらに増える可能性が高い。火災は数日前に発生。南半球の夏場を迎えたチリは、折からのエルニーニョ現象の影響もあり、週末の気温が40度に到達して空気が乾燥。政府は軍も動員して、消火や救助を急いでいる。
チリでは、死者400人以上を出した2010年の大地震以来の大きな自然災害となった。2日に現場周辺の非常事態を宣言したボリッチ大統領は4日、犠牲者への哀悼の意を表した上で「再び立ち上がろう」と呼び掛けた。
〔写真説明〕森林火災で焼けた車両=4日、チリ中部バルパライソ州(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2024年4月23日配信アーカイブ】
【4月23日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:南海トラフ地震臨時情報を想定した訓練手法
2024/04/23
-
-
-
2023年防災・BCP・リスクマネジメント事例集【永久保存版】
リスク対策.comは、PDF媒体「月刊BCPリーダーズ」2023年1月号~12月号に掲載した企業事例記事を抜粋し、テーマ別にまとめました。合計16社の取り組みを読むことができます。さまざまな業種・規模の企業事例は、防災・BCP、リスクマネジメントの実践イメージをつかむうえで有効。自社の学びや振り返り、改善にお役立てください。
2024/04/22
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2024年4月16日配信アーカイブ】
【4月16日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:熊本地震におけるBCP
2024/04/16
-
調達先の分散化で製造停止を回避
2018年の西日本豪雨で甚大な被害を受けた岡山県倉敷市真備町。オフィス家具を製造するホリグチは真備町内でも高台に立地するため、工場と事務所は無事だった。しかし通信と物流がストップ。事業を続けるため工夫を重ねた。その後、被災経験から保険を見直し、調達先も分散化。おかげで2023年5月には調達先で事故が起き仕入れがストップするも、代替先からの仕入れで解決した。
2024/04/16
-
工場が吹き飛ぶ爆発被害からの再起動
2018年の西日本豪雨で隣接するアルミ工場が爆発し、施設の一部が吹き飛ぶなど壊滅的な被害を受けた川上鉄工所。新たな設備の調達に苦労するも、8カ月後に工場の再稼働を果たす。その後、BCPの策定に取り組んだ。事業継続で最大の障害は金属の加温設備。浸水したら工場はストップする。同社は対策に動き出している。
2024/04/15
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方