調査会社インテージ(東京)は20日、災害時のペットの避難先について、89.0%の飼い主が「何らかの考えがある」と回答したとするアンケート調査結果を発表した。能登半島地震発生前の昨年9月調査に比べて、3.8ポイント増加しており、地震を契機に、改めてペットの避難先を検討した飼い主が多くいたことがうかがえる。
 一方、避難先の首位は「避難所」で、計51.6%。「車中や野外のテントで一緒に生活」が31.5%で続いた。昨年9月調査に比べて「避難所」が1.9ポイント減少する一方、「車中やテント」は6.3ポイント上昇した。インテージの担当者は「地震の報道で、避難所にペットを同行する難しさを感じた人もいるのではないか」と話した。
 調査は2月、全国の飼い主を対象にインターネットで実施し、1000人強から回答を得た。 

(ニュース提供元:時事通信社)