【イスタンブール時事】イエメン暫定政権は2日、同国の親イラン武装組織フーシ派が2月18日に紅海で攻撃したベリーズ船籍の貨物船が沈没したことを明らかにした。ロイター通信が伝えた。イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの軍事作戦を受け、フーシ派が紅海での商船攻撃を始めて以降、船が沈没したのは初めてという。
 暫定政権によると、船は今月1日夜に紅海南部で沈没した。米中央軍は2月下旬の声明で、船は4万1000トン以上の肥料を積載し、攻撃による被害で浸水して約30キロに及ぶ油膜が確認されたと発表。肥料や油が流出すれば「環境面での大惨事」になりかねないと警告していた。 

(ニュース提供元:時事通信社)