文章などが簡単に作成できる生成ＡＩ（人工知能）を就職活動に利用することについて、時事通信が主要１００社を対象としたアンケート調査で、約８割の企業が「制限を設けない」と回答した。爆発的に普及が進む生成ＡＩを巡っては、学生向けにエントリーシート（ＥＳ）の作成サービスなども登場しており、適切な活用を前提に容認する企業が増えているようだ。

　アンケートでは、２０２５年春卒採用で「学生の生成ＡＩ使用に制限を設けるか」と尋ねたところ、８２社が「設けない」と回答した。「面接時の内容を重視しているため」（みずほフィナンシャルグループ）など、面接を実施するため問題ないとみている企業が複数あった。味の素は「新技術を実際の業務で生かせるレベルで使いこなせるのであれば問題ない」と指摘した。