【北京時事】半導体受託製造で世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は3日夜、同日起きた台湾東部沿岸を震源とする地震で、一部工場の操業に支障が出たものの、生産設備の7割以上が復旧したと明らかにした。同社は完全復旧を急いでいるが、半導体の世界的な供給に響く恐れがある。
 TSMCによると、一部の工場設備が被災し、稼働に影響が出た。ただ、先端半導体の製造に不可欠な極端紫外線(EUV)露光装置は損傷していない。工場によっては、地震発生直後に従業員を屋外に避難させたが、安全が確認されたことから、職場に戻したという。 
〔写真説明〕台湾積体電路製造(TSMC)のロゴ(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)