2024/04/09
防災・危機管理ニュース
海上自衛隊は9日、日米の抑止力強化のため、米領グアム島と周辺海域で、米海軍と機雷掃海訓練を初めて実施すると発表した。期間は15日から26日まで。
通常、日米の掃海訓練は日本の海域で実施している。グアムは米軍艦船の戦略拠点で、周辺海域に機雷が敷設されると抑止力の要である米空母や原子力潜水艦が展開しづらくなる。日米の掃海能力を顕示することで、台湾有事などを念頭に中国をけん制する狙いがあるとみられる。
訓練は米側が計画し、海自からは掃海隊群司令部の隊員らが参加。機雷の爆破処理などを想定した訓練を行う。海自は「特定の国を想定した訓練ではない」としている。
〔写真説明〕記者会見で、米領グアム島海域で初めて実施する日米共同機雷掃海訓練について説明する酒井良海上幕僚長=9日午後、防衛省
(ニュース提供元:時事通信社)
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