【ジャカルタ時事】インドネシアの北スラウェシ州サンギヘ諸島にあるルアン山が17日午後8時15分(日本時間同9時15分)ごろ、再び噴火した。津波や噴石などの危険があるとして、地元自治体などがルアン島の800人以上の住民に避難するよう呼び掛けた。
 日本の気象庁も噴火による津波の有無などを調査しているが、日本時間午後11時20分時点で、国外の検潮所で目立った潮位の変化は見られないという。2022年1月に南太平洋のトンガで海底火山が大噴火した際は、日本沿岸で津波が観測された。
 ルアン山は16日夜に噴火し、インドネシア火山地質災害対策局は4段階ある警戒レベルを「2」から、上から2番目の「3」に引き上げていた。 
〔写真説明〕噴火して溶岩を流すルアン山[インドネシア火山地質災害対策局提供](AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)